観光部ブログ

2017年10月13日(金)

〜「千本閻魔堂:引接寺の ちょっといい話」の巻〜 ピロピの 新人ドライバー奮闘記!  SEE THE LIGHT! [観光情報]

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みなさん。

前回に続き 今日は千本通りに面し盧山寺通りにある
「千本閻魔堂(せんぼんえんまどう)」
を紹介します。

閻魔堂は通称で
正式には引接寺(いんじょうじ)。


一見閻魔様のある小さな寺ですが、
寺の方にお話しして頂くと
色んな伝説のあるお寺なのです。

そこには思わず感動してしまうような
不思議な話もありました。

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千本閻魔堂。
開基は小野篁(おののたかむら)
小野小町、小野妹子の小野家です。

百人一首の歌人として知られる小野篁卿(802〜853)は、
この世とあの世を行き来する神通力を有したとされており、
昼は宮中に赴き、夜は閻魔之廰に仕 えたとの伝説を残しています。

小野篁は 先祖を再びこの世へ迎える供養、
現在の「お盆」につながる法儀を行いました。

その道場として建立されたのが「焔魔堂」のはじまりです。

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引接寺 本尊閻魔大王像と司命像(左)、司録像(右)

本尊の閻魔大王像。

ゑんま様の怖い形相!

地獄の支配者のように思われますが、
実は人間界をつかさどる、私達に最も身近な仏様で
地蔵菩薩の別の姿として信仰されてきたそうです。

死んでしまった人間を、
あの世のどこへ送るかを決める裁判長なのです。
ゑんま様は、人間を三悪道には行かせたくない為に、
怒りの表情で、地獄の恐ろしさを語り、
嘘つきは舌を抜くと説いて下さるのです。


もともと1017−1021年ごろに建立されましたが、
応仁の乱ですべて燃えてしまい、

現在の閻魔さまは1488年に再興され、 両脇に司命、司録像を従え
高さ2.4メートル、幅2.4メートルの木製、
どっしりと人間を見守っている。

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源覚寺の閻魔大王像

閻魔大王のちょっといい話

これは、引接寺の方から伺った「ちょっといい話」・。

東京に源覚寺という
閻魔大王を本尊とする寺があるそうです。

写真を見て下さい。
右目が割れています。

18世紀中盤にの話。
眼病を患い、毎日この寺に祈願していた老婆がいたそうです。
願いかなって老婆の眼病は治ったのですが、

その日以降、えんま様の右目が割れていたという伝説があります。
自分の片目を老婆に与えたためだそうです。

このことから「源覚寺」は眼病に効く寺院として
多くの参拝客の姿が今も境内に。

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本尊閻魔大王像

そこで、
千本焔魔堂の閻魔大王像!!

こちらもなぜか右目が割れて
少し滲んだ様になっています。

住職もいつからそうなったのか、謎であるといいます。

お話では、
沢山の方が参拝され
一人ひとりの願いが叶う様
身を削っておられる、
との事でした。

500円以上奉納すると
本尊に上がって お話を聞きながら
閻魔さまを目の前で見れます。

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石仏群

本堂奥にある無数の石仏。

この地は「化野」「鳥辺野」と並び、
篁卿が定めたと伝わる平安京三大葬送地のひとつ「蓮台野」の入口だった。
現在も周辺からは多くの石仏群が出土 します。

閻魔堂から蓮台野へ亡骸を葬った際に建立された石仏や卒塔婆が、
この辺りには何本も無数にあったことから
「千本」の地名が残ったといわれていま す。

昔は遺体は野ざらしになっていたらしく
その重しとして遺体の上に石仏を乗せていたため
と伝えられています。

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普賢象桜

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桜の雌しべ雄しべが普賢菩薩像の像の牙と似ている


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普賢象桜は房ごと散る

焔魔堂の桜は「普賢象桜」として有名。

写真のように、
雄しべ雌しべが普賢菩薩の乗る象の牙と似ていることから
命名された。

この桜はこの地で突然変異した種で、
散る時は 満開のまま花の房ごと地面に落ちる。

花びらが舞うように散る桜のイメージと
かけ離れている光景は美しい。

見ごろは遅く、4月下旬から5月上旬まで見ることが
出来るそうです。
(その年の気候によって変わる)

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紫式部供養塔

重要文化財 高さ6メートル 
幅・奥行き185センチ 花崗岩製


南北朝時代の至徳三年(1386)
円阿上人の勧進により建立されたとの刻銘があります。
紫式部のあの世での不遇な姿を見て
成佛させんがために建立した供養塔と伝えられています。

この塔がレアなのは 通常塔は奇数を重ねて作られるが
なぜか10重になっているそうです。

理由は謎。

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千本閻魔堂念仏狂言

壬生寺、清凉寺と並び
「京都三大念仏狂言」のひとつ。

5月1日〜4日に例年行われる。

唯一、ほとんどの演目にセリフのあることが大きな特徴です。

天正十年(1583)織田信長が上杉謙信に下された
狩野永徳筆の洛中洛外図屏風の中にも、
境内でこの狂言を演じる様子が描かれていることから、
昔から親しまれた年中行事であったことが
分かります。

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狩野永徳作 洛中洛外図屏風(えんま堂念仏狂言の様子)

いかがですか?
簡単に述べてしまいましたが、

内容いっぱい、行って楽しいお寺です。

千本釈迦堂からも歩ける距離にあるので
是非足を運んでみて下さい。

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*参考

六道(ろくどう、りくどう)とは、
仏教において、衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界(あるいは境涯)のこと。
六趣、六界ともいう。
六道には下記の6つがある。
このうち、天道、人間道、修羅道を三善趣(三善道)といい、
畜生道、餓鬼道、地獄道を三悪趣(三悪道)という。

閻魔様は 人間を三悪道に導かないよう見守っている
人生の裁判官なのです。

Posted by 観光部

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