観光部ブログ

2017年12月18日(月)

新洛中洛外其の五~何度でもお会いしたい仏様~ [観光情報]

 京都の町はすっかり冬景色に様変わりして静けさを取り戻しました。
しかし都鳥と呼ばれるユリカモメの姿が、今年はまだ見られません。鴨川に掛かる橋から子供たちが空中に投げたパン屑を欄干、車、人びとの頭すれすれに飛び交い、上手にフライングキャッチする光景は見飽きないものです。
 私はこの風景を見て冬を感じたものです。
爽やかな秋が過ぎたシーズンオフとはいえ、清水寺、金閣寺、伏見稲荷など、メジャ‐な神社・仏閣は平日でも欧米人や中国等の観光客で今も賑っています。そして若い女性の着物姿変身が大流行で、レンタル着物屋さんへの案内が大忙しです。

 京都のこの時期、他の名所、旧跡は比較的閑散としていますので、一人静かに自分の気に入った処、風景を鑑賞する良い機会だと思います。それこそ、様々な仏様と向き合われてはいかがですか。

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 信仰心の乏しい私が、是非にと思ったのは大原三千院の極楽往生院の脇侍、観音菩薩様です。菩薩さまの両手で捧げられた蓮台の上には、今往生したばかりの人の魂が乗せられるそうです。その観音様の視線を探るとき、その蓮台に乗せられた魂を慈しむよう、穢れないよう大事に大事して擁かれて極楽へ迎え入れて下さる様子が感じられます。 私の両親も眼のまえで見る観音様のお迎えでこの世を旅だったかと思うと、なんの恩返しもせず、最後の見取りもさえも出来なかった私の心は救れた気がしました。

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 また大原の勝林院の阿弥陀様は案内にも触れていますが、横顔が美しく録音であっても声明を聞きながら一人佇めば、時の流れを止めたくなりそうであり、この一瞬を忘れたくないという思いに駆られます。

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 金戒光明寺の五劫思惟像は落語家の若き日の笑福亭鶴瓶さんの様なアフロ・ヘアーのスタイルですが、これは救い難き衆生も、なお救わんと長い時間、考えお想い巡らされ頭髪が伸びたそうです。床屋さんにいけなった原因は私にも有りそうです。
 一劫とは、この世の大きな岩に、天女が三年に一度舞い降りてきて、そのとき羽衣が擦れて、その岩が無くなるまでの長い時間のことで、五劫はさらにその5倍で、気の遠くなるような長い時間のことだそうです。

画像(229x188)

 鞍馬寺、霊宝殿の聖観音立像は仏像特有の男女性別を超えた美しさ、ある意味妖艶さ、さえ感じさせる仏様でした。同行の無信心の人も唯々、見入っていました。

 地平線に届く一本の線路を写真に撮ると、線路の幅は段々狭くなります。実際それでは汽車は転覆します。写真は必ずしも真実を表しません。
 写真でしか写せない現実も有りますが、是非、本当の仏様をご覧なってください。

Posted by 観光部

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